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学会長挨拶
 
第67回日本公衆衛生学会総会(福岡)へのお誘い
 
第67回日本公衆衛生学会総会学会長
福岡大学医学部教授
畝  博
 
 日本公衆衛生学会会員の皆様方にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
  第67回日本公衆衛生学会総会を福岡県福岡市で開催することになり、その学会長にご指名いただきましたことを大変光栄に存じております。福岡県での開催は4回目で、福岡市での開催は1982年以来四半世紀ぶりであります。
  第67回総会のメインテーマは「少子高齢社会における公衆衛生活動〜その理念と実践〜」といたしました。公衆衛生の向上により、わが国は世界一の長寿国になりましたが、寿命の延伸とともに、寝たきり等による要介護期間も延びているといわれており、長寿を喜んでばかりはいられない現状があります。健康日本21の目標である健康寿命の延伸を達成するために、今後の公衆衛生活動がどうあるべきか総会で大いに議論していただければ幸いです。
  本年4月には医療制度改革の一つとしてメタボリックシンドロームの予防に重点を置いた特定健診・特定保健指導が始まります。特定健診・特定保健指導について、メタボリックシンドロームの基準やその達成率による後期高齢者医療制度への支援金の加算・減算システムの導入を巡って賛否両論に分かれて議論が白熱しています。いずれにしても、特定健診・特定保健指導は地域保健活動に対して1982年の老人保健法施行以来の大きなインパクトを与えるものであることに違いはありません。総会のメインシンポジウムでは特定健診・特定保健指導を取上げて議論をしたいと考えています。
  特別講演は堤修三大阪大学大学院教授と清原裕九州大学大学院教授にお願いしました。堤修三教授には高齢者の医療保険・介護保険制度の枠組みについて、清原裕教授には久山町研究についてそれぞれご講演をいただきます。また、海外からの招待講演者としてMarshall A. McBeanミネソタ大学教授と南銀祐韓国延世大学教授をお招きする予定であります。
  学会総会のメインは、学会員の皆様方がこの一年間に地域で行った研究活動の成果を持ち寄り議論することにあります。一般演題での議論を活性化するため、示説発表に座長制を敷くとともに、優秀な発表者に対してポスター賞を贈呈する予定ですので、奮って応募していただきたいと思います。
  総会が開催されます福岡の11月上旬は、最も食べ物が美味しく、また気候の爽やかな季節であります。福岡県民がこぞって学会員の皆様方の来県をお待ちしております。
 
 
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